イシノマキッズプロジェクト
イシノマキッズチョコレートプロジェクトについて
毎年、節分の日を迎えると大きくて楽しげなピンク色の布をお店に飾り、その絵をパッケージにしたチョコレートを販売します。
お店に入っていつもと違う光景に見入る方やピンク色のチョコレートを思わず手にとる方。皆さん漏らす声は『かわいいね』、『今年も始まったね!』。
この絵は震災があった年の秋、イラストレーターのサノユカシさんと宮城県石巻市の子どもたちが描いた絵です。
ニコニコと笑う子どもの顔、カラフルな家や海や木が描かれた絵。じっと見ても楽しいし、全体を眺めるとなんだかとても可愛らしい絵。
私たちはこの絵を見て、ケーキ屋として石巻の子どもたちに何か出来ることはないかと考えました。
そして“この絵をパッケージにしたチョコレートを販売し、売り上げで再びチョコレートを作り、石巻の子どもたちに届けよう“と動き始め、2012年春にイシノマキッズチョコレートが誕生しました。チョコレートを販売してから、quatre
epiceのスタッフは1年に一度、チョコレートを届けに石巻を訪れます。
その度に石巻をめぐり、さまざまな事実を教えていただきます。訪れる度に、分からなかったことが、知らなかったことが、少し分かるようになりました。
私たちは、ここで見聞きしたことはちゃんと伝えなければと、留守番をしてくれていたスタッフに自分自身の言葉で伝え、その後更にスタッフが家族やお客さまに石巻のことやチョコレートの意味をお伝えしていきます。
チョコレートを手にしたお客様から頂いたメッセージとチョコレートを持って、再び絵を描いた子どもたちの住む石巻へ行きます。
そして『今年もきたよー?』『わーい!チョコレート?』と笑顔の子どもたちに会い、またその時のことを静岡の方にお伝えする。
そう、これはまさに『つながるチョコレート』。
協力:常林寺・法山寺・サノユカシ・八幡宏